msg_ev14130100

1 ev14130100_0380 124 僕達の世界は元々一つだった
2 ev14130100_0390 124 繁栄の極みを迎えた世界で
多くの人々が暮らしていた
3 ev14130100_0400 124 だがある日 一人の男の暴走によって
世界は二つに分かたれてしまった
4 ev14130100_0410 124 一つは巨神界 もう一つはアルスト
5 ev14130100_0420 124 分かたれた二つの世界は
各々独自の進化を遂げていき
6 ev14130100_0430 124 そこでは新たな命が誕生していった
7 ev14130100_0440 124 決して平和ではなかった
8 ev14130100_0450 124 独善的な支配者による統治[ML:line len=1]
9 ev14130100_0460 124 限られた資源の奪い合い
10 ev14130100_0470 124 それでも 未来を求める人々の
世代を超えた努力によって
11 ev14130100_0480 124 ようやく世界に平穏が訪れた
12 ev14130100_0490 124 それも長くは続かなかった
13 ev14130100_0500 124 一度は離れた世界が
再び元に戻ろうとしたんだ
14 ev14130100_0510 124 二つの世界は異なる物質で構成されていた
15 ev14130100_0520 124 合わされば光となって消滅してしまう
16 ev14130100_0530 124 アイオニオンの各地で起こる消滅現象
17 ev14130100_0540 124 あれはその予兆なんだ
18 ev14130100_0550 124 俺達は知恵を結集させ
滅びから逃れるためあるものを作った
19 ev14130100_0560 124 オリジンと呼ばれる
すべての物質の情報と記憶と魂の場
20 ev14130100_0570 124 たとえ世界が消滅したとしても
再生させるシステム
21 ev14130100_0580 124 そう[ML:line len=1 ]
22 ev14130100_0585 124 空に浮かんでいるあれのことだ
23 ev14130100_0590 124 その核となっていたのが
ウーシアと呼ばれるトリニティ・プロセッサー
24 ev14130100_0600 124 [ML:line len=1]つまり アルファだ
25 ev14130100_0610 124 アルファは俺達を不要な存在と決めつけ
消去しようとした
26 ev14130100_0620 124 俺達は戦った メビウスもな
27 ev14130100_0630 124 結果は痛み分け[ML:line len=1] いや負けか
28 ev14130100_0640 124 ほんのわずか その時を延ばせたに過ぎない
29 ev14130100_0650 124 悪あがきさ
30 ev14130100_0660 124 アルファは再び力を蓄え
旅立とうとしている
31 ev14130100_0670 124 方舟と呼ばれるオリジンの中枢に
新たな命[ML:line len=1]
32 ev14130100_0680 124 つまり君達シティーの人々を集め
共に新しい世界へとね
33 ev14130100_0010 124 それで全部か?
34 ev14130100_0020 124 もう 隠し事はなしだ
35 ev14130100_0030 124 偽りのない事実だ
36 ev14130100_0040 124 [ML:undisp ][ML:line len=1 ]
37 ev14130100_0050 124 [ML:undisp ]ふぅ[ML:line len=1 ]
38 ev14130100_0060 124 でもなんであの子だったんでしょう?
39 ev14130100_0070 124 他にもシティーに人はいるのに
40 ev14130100_0080 124 あの子にはアグヌスの血が[ML:line len=1]
41 ev14130100_0090 124 コアクリスタルの特性が
色濃く受け継がれている
42 ev14130100_0100 124 恐らく 俺達との戦いで受けた傷を[ML:line len=1]
43 ev14130100_0110 124 欠けた機能を代用したんだろう
44 ev14130100_0120 124 それだけじゃない
45 ev14130100_0130 124 彼女の想いもその一つ
46 ev14130100_0140 124 いや むしろそっちの方が強いのかもしれない
47 ev14130100_0160 124 [ML:undisp ][ML:line len=1 ]
48 ev14130100_9010 124 ねぇ こんな世界のどこがいいの
49 ev14130100_9020 124 自分の為だけに奪って 貪って
50 ev14130100_9030 124 命がゴミ以下の価値しかないこんな世界の
どこが大事なの!?
51 ev14130100_0170 124 あれは[ML:line len=1]
52 ev14130100_0180 124 あんなのはナエルじゃない
53 ev14130100_0190 124 あいつは誰よりも優しかった
54 ev14130100_0200 124 子供達の面倒を見て 慕われて[ML:line len=1]
55 ev14130100_0210 124 だからこそ
56 ev14130100_0220 124 それを失った時 人はどうなる?
57 ev14130100_0230 124 どう変わる?
58 ev14130100_0240 124 [ML:undisp ][ML:line len=1 ]
59 ev14130100_0250 124 昨夜の言葉 あれは彼女の本心だ
60 ev14130100_0260 124 その想いは アルファにとって最高の糧
61 ev14130100_0270 124 今やこのボクよりも必要不可欠な存在なんだ
62 ev14130100_0280 124 [ML:undisp ][ML:line len=1 ]
63 ev14130100_0290 124 俺は行く
64 ev14130100_0300 124 行って取り戻す ナエルを
65 ev14130100_0320 124 世界とか命とか
そういうのはあんたらで考えてくれ
66 ev14130100_0340 124 [ML:line len=1 ]覚悟は
67 ev14130100_0345 124 出来ている
68 ev14130100_0350 124 それでいい
69 ev14130100_0360 124 目的は同じだ
70 ev14130100_0370 124 お前の最善を 俺達も望んでいる