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1 ev07040100_0010 124 遙かな昔
2 ev07040100_0015 124 元々は一つであった世界が
二つに分かれました
3 ev07040100_0020 124 正と負 同じ姿でありながら
4 ev07040100_0025 124 相反する性質を持った二つの世界に
5 ev07040100_0030 124 互いを知ることなく
6 ev07040100_0035 124 二つの世界は
それぞれの未来へ向かうはずだった
7 ev07040100_0040 124 ですが 世界は互いを求めてしまった
8 ev07040100_0050 124 存在の孤独が故に
9 ev07040100_0055 124 再び一つに戻ろうと[ML:line len=1 ]
10 ev07040100_0060 124 それは 破滅を意味していた
11 ev07040100_0070 124 相反する性質の世界は
12 ev07040100_0075 124 交わることで すべてを消滅させてしまう
13 ev07040100_0080 124 光だけを残して[ML:line len=1 ]
14 ev07040100_0090 124 そう[ML:line len=1 ]
15 ev07040100_0095 124 光だけが 私達に残された最後の
共通の言葉でした
16 ev07040100_0100 124 異なる世界に在りながら
私達は 光を使い 言葉を交わしたのです
17 ev07040100_0110 124 世界の消滅を回避する手段を
模索するために
18 ev07040100_0120 124 やがて 互いの叡智が
一つの希望を生み出しました
19 ev07040100_0130 124 オリジン[ML:line len=1 ]
20 ev07040100_0140 124 世界に存在するすべての情報を
21 ev07040100_0145 124 光となった言葉を記憶する
22 ev07040100_0150 124 未来へと渡り往く希望の船[ML:line len=1 ]
23 ev07040100_0160 124 オリジンは 消滅した世界を
再生させるシステムだったのです
24 ev07040100_0170 124 そして[ML:line len=1 ]
25 ev07040100_0175 124 その時は訪れた[ML:line len=1 ]
26 ev07040100_0180 124 世界の再生は行われなかった
27 ev07040100_0190 124 世界は “その瞬間”
28 ev07040100_0195 124 静止してしまったのです
29 ev07040100_0200 124 ゼットらメビウスによって[ML:line len=1 ]
30 ev07040100_0210 124 メビウスが[ML:line len=1 ]
31 ev07040100_0220 124 中でもゼットは
32 ev07040100_0225 124 メビウスを統べるメビウス[ML:line len=1 ]
33 ev07040100_0230 124 [System:Ruby rt=世界 ]メビウス[/System:Ruby]そのものと言って良い存在なのです
34 ev07040100_0240 124 世界を静止させて 何をしようとしたんだ?
35 ev07040100_0250 124 何も[ML:line len=1 ]
36 ev07040100_0260 124 何もする必要はなかった
37 ev07040100_0270 124 ただ[ML:line len=1 ]
38 ev07040100_0275 124 ただ世界をその場その時に留め[ML:line len=1 ]
39 ev07040100_0280 124 閉じた時間の中を 永遠に漂うことが
40 ev07040100_0285 124 “彼ら”の願いだった
41 ev07040100_0290 124 俺達の命を糧にして[ML:line len=1 ]
42 ev07040100_0300 124 その通りです
43 ev07040100_0310 124 ゼットはオリジンを掌握するために
44 ev07040100_0315 124 ケヴェスの女王を捕らえました
45 ev07040100_0320 124 何故です?
46 ev07040100_0330 124 オリジンの記憶に触れ
47 ev07040100_0333 124 思うがままにするには
48 ev07040100_0336 124 創造者だけが持つ“鍵”が必要だったから
49 ev07040100_0340 124 鍵?
50 ev07040100_0350 124 心 と言っても良いでしょう
51 ev07040100_0360 124 ゼットは ケヴェスの女王の持つ鍵を使い
52 ev07040100_0365 124 オリジンのすべてを掌握した
53 ev07040100_0370 124 オリジンの掌握は 世界の掌握と同じ
54 ev07040100_0380 124 世界に枷を嵌め 理を自由にできる
55 ev07040100_0390 124 生も死も 思い通りに
56 ev07040100_0400 124 生と 死[ML:line len=1 ]
57 ev07040100_0410 124 これが エムも知らなかった
この世界の成り立ちです
58 ev07040100_0420 124 [ML:undisp ][ML:line len=1 ][ML:line len=1 ]
59 ev07040100_0430 124 もしかして 鍵はあなたも?
60 ev07040100_0440 124 ええ 私も持っています
61 ev07040100_0450 124 その鍵によって生み出されたのが[ML:line len=1 ]
62 ev07040100_0455 124 ウロボロス・ストーンなのですから
63 ev07040100_0460 124 [ML:undisp ][ML:line len=1 ]!
64 ev07040100_0470 124 ゼットに支配されたとはいえ
65 ev07040100_0475 124 僅かですが 私も抵抗することができた
66 ev07040100_0480 124 [ML:line len=1 ]歯車?
67 ev07040100_0490 124 オリジンの歯車です
68 ev07040100_0500 124 オリジンを構成する物質と 私のこの胸の
“[System:Ruby rt=コアクリスタル ]心[/System:Ruby]”とが触れ合うことで
69 ev07040100_0510 124 ウロボロス・ストーンは創られます
70 ev07040100_0520 124 これのお陰で 俺達はウロボロスに
71 ev07040100_0530 124 ですが 完全ではありません
72 ev07040100_0540 124 え?
73 ev07040100_0550 124 あなた達は メビウスの力に
屈したことがあったのでは?
74 ev07040100_0560 124 [ML:undisp ][ML:line len=1 ][ML:line len=1 ]
75 ev07040100_0570 124 先程も言ったように
世の理はゼットのもの
76 ev07040100_0580 124 私の力も 限定的なものに過ぎない
77 ev07040100_0590 124 でも あなた達はゼットによって
嵌められた枷を
78 ev07040100_0595 124 理を打ち破ることができた
79 ev07040100_0600 124 ウロボロスの力と終の剣とを重ねることで
80 ev07040100_0610 124 これが 終の剣[ML:line len=1 ]
81 ev07040100_0620 124 終の剣は
82 ev07040100_0625 124 ケヴェスの女王の心と
オリジンの物質が触れあい 成ったもの
83 ev07040100_0630 124 [ML:line len=1 ]ということは
84 ev07040100_0635 124 ウロボロス・ストーンと同じ?
85 ev07040100_0640 124 ウロボロス・ストーンも 終の剣も
86 ev07040100_0645 124 単なるきっかけです
87 ev07040100_0650 124 本質はあなた達自身[ML:line len=1 ]
88 ev07040100_0660 124 “鍵”は あなた達の内にもあるのです
89 ev07040100_0670 124 俺達の[ML:line len=1 ]
90 ev07040100_0680 124 内に[ML:line len=1 ]
91 ev07040100_0690 124 ようやく[ML:line len=1 ]
92 ev07040100_0695 124 想いが報われました
93 ev07040100_0700 124 こうして あなた達という
希望と出会うことができた[ML:line len=1 ]
94 ev07040100_0710 124 女王 俺達がすべきことは[ML:line len=1 ]
95 ev07040100_0720 124 ええ
96 ev07040100_0730 124 オリジンへと赴き
ケヴェスの女王とオリジンを[ML:line len=1 ]
97 ev07040100_0740 124 ゼットの[ML:line len=1 ]
98 ev07040100_0745 124 メビウスの手から解放すること
99 ev07040100_0750 124 解放できれば 世界を変えられますか?
100 ev07040100_0760 124 この理不尽な世界を 消し去れますか?
101 ev07040100_0780 124 [ML:undisp ]?
102 ev07040100_0790 124 女王様[ML:line len=1 ]?
103 ev07040100_0800 124 あなた達が 未来を望むのならば[ML:line len=1 ]
104 ev07040100_0810 124 [ML:undisp ][ML:line len=1 ][ML:line len=1 ]
105 ev07040100_0820 124 あなたから聞きたい
106 ev07040100_0830 124 ゼット達メビウスは 倒すべき相手なのか?
107 ev07040100_0840 124 ノア[ML:line len=1 ]
108 ev07040100_0850 124 それは あなた達自身が決めてください
109 ev07040100_0860 124 直接対峙し 彼らが何たるかを見極めた上で
110 ev07040100_0870 124 [ML:line len=1 ]わかった
111 ev07040100_0880 124 こちらへ[ML:line len=1 ]