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1 ev05335100_0010 124 [ML:line len=1]アタシの結論を教えてやるよ
2 ev05335100_0020 124 “何もしないこと”[ML:line len=1] だ
3 ev05335100_0030 124 何もしない?
4 ev05335100_0040 124 ここにこうしていれば[ML:line len=1]
5 ev05335100_0050 124 シティーでひっそりと暮らしていれば
6 ev05335100_0055 124 無駄に命を失うこともねぇ
7 ev05335100_0060 124 それが 今?
8 ev05335100_0070 124 そういうこった
9 ev05335100_0080 124 来月には処刑されるって聞いたが?
10 ev05335100_0090 124 それだってせいぜい10人足らずだ
11 ev05335100_0095 124 ここにゃ千人からの囚人がいる
12 ev05335100_0100 124 一分にも満たねぇ
13 ev05335100_0110 124 割合で人の生死を語るのか!?
14 ev05335100_0120 124 クソ女の口車に乗って事を起こせば
15 ev05335100_0125 124 千の命が消えるって言ってんだよ
16 ev05335100_0130 124 [ML:undisp ][ML:line len=1][ML:line len=1]
17 ev05335100_0140 124 それに何だ?
18 ev05335100_0145 124 世界を在るべき姿に戻す?
19 ev05335100_0150 124 じゃ何だ 腕のソレは?
20 ev05335100_0155 124 胸のソレは?
21 ev05335100_0160 124 特にてめぇ[ML:line len=1]
22 ev05335100_0170 124 あと一月ちょいくらいか?
23 ev05335100_0180 124 [ML:undisp ][ML:line len=1][ML:line len=1]
24 ev05335100_0190 124 こん中じゃ 一番乗りだな
25 ev05335100_0200 124 お前
26 ev05335100_0210 124 [ML:undisp ]ふん[ML:line len=1]
27 ev05335100_0215 124 世界のためが聞いて呆れるぜ
28 ev05335100_0220 124 何だかんだと偉そうなこと言って
29 ev05335100_0225 124 所詮はてめぇのためだろうが
30 ev05335100_0230 124 [ML:undisp ][ML:line len=1][ML:line len=1]
31 ev05335100_0240 124 先のねぇ奴かわいそさで
32 ev05335100_0245 124 行き当たりばったり戦ってるだけだろうが
33 ev05335100_0250 124 [ML:undisp ][ML:line len=1]!
34 ev05335100_0260 124 行き当たりばったりで 命がおくれるか
35 ev05335100_0270 124 ミオ[ML:line len=1]
36 ev05335100_0280 124 あと一日[ML:line len=1] あと一分[ML:line len=1]
37 ev05335100_0290 124 そう願って消えていった仲間の命を これまで
何度も[ML:line len=1 ] 数え切れない程おくってきた
38 ev05335100_0300 124 それが私達の日常だった[ML:line len=1]
39 ev05335100_0310 124 それしかなかったから
それが真実だって疑わず 毎日 毎日[ML:line len=1]
40 ev05335100_0320 124 お前[ML:line len=1]
41 ev05335100_0325 124 おくりびとか?
42 ev05335100_0330 124 やっとの思いでシティーに辿り着いて
43 ev05335100_0335 124 まるで異なる世界があることを知った
44 ev05335100_0340 124 羨ましい[ML:line len=1]
45 ev05335100_0345 124 素直にそう思った
46 ev05335100_0350 124 私達の10年を その何倍かにするだけで
こうも変わるのかって
47 ev05335100_0360 124 新しい命の誕生も見た[ML:line len=1]
48 ev05335100_0365 124 この指を握った あの小さな手[ML:line len=1 ]
49 ev05335100_0370 124 それを守りたいあなた達の気持ちはわかる
50 ev05335100_0380 124 それが“今”だというなら
壊すつもりもない
51 ev05335100_0390 124 でも だからこそ 私達にも守らせて欲しい
52 ev05335100_0400 124 仲間達の命を[ML:line len=1]
53 ev05335100_0410 124 まだ続けられるかもしれない未来を[ML:line len=1 ]
54 ev05335100_0420 124 あと一月ちょい
55 ev05335100_0425 124 できるのか? それが?
56 ev05335100_0430 124 わからない[ML:line len=1]
57 ev05335100_0435 124 志半ばで その時が来るのかもしれない
58 ev05335100_0440 124 多分[ML:line len=1]
そっちの方が確率高いと思う
59 ev05335100_0450 124 ミオ[ML:line len=1]
60 ev05335100_0460 124 でも 進みたい
61 ev05335100_0465 124 行ける限り この命が続く限り[ML:line len=1]
62 ev05335100_0470 124 その後は[ML:line len=1]
63 ev05335100_0480 124 ああ その想い 全部受け止めてやる
64 ev05335100_0490 124 だよな? ノア?
65 ev05335100_0500 124 [ML:line len=1]そうだな
66 ev05335100_0505 124 正直その日は考えたくもない
67 ev05335100_0510 124 だけど そこから逃げることはできない
68 ev05335100_0520 124 逃げられないなら進むしかないんだ 俺達は
69 ev05335100_0530 124 あの日[ML:line len=1]
ゲルニカから託されたこの力
70 ev05335100_0540 124 この力のおかげで
敵同士だった俺達は 今ここにいる
71 ev05335100_0550 124 俺達だって“今”を守りたい
72 ev05335100_0555 124 ここに在る“今”を[ML:line len=1]
73 ev05335100_0560 124 そして未来を[ML:line len=1]
74 ev05335100_0570 124 それが“世界”か?
75 ev05335100_0580 124 [ML:undisp ][ML:line len=1][ML:line len=1]
76 ev05335100_0590 124 これは[ML:line len=1]?
77 ev05335100_0600 124 天空の砦[ML:line len=1]
78 ev05335100_0605 124 アグヌスの真の女王が眠る場所
79 ev05335100_0610 124 そこへと至るための[ML:line len=1]
80 ev05335100_0615 124 鍵みたいなもんだ
81 ev05335100_0620 124 [ML:undisp ][ML:line len=1]!!
82 ev05335100_0630 124 そいつはお前ら二人[ML:line len=1]
83 ev05335100_0635 124 えーと名前?
84 ev05335100_0640 124 ノア
85 ev05335100_0650 124 ミオ
86 ev05335100_0660 124 ノアとミオか[ML:line len=1]
87 ev05335100_0665 124 よっく憶えとくぜ
88 ev05335100_0670 124 ま とにかくだ
89 ev05335100_0675 124 二人と組み合った時に強く反応した
90 ev05335100_0680 124 多分 お前らに渡しとけってことなんだろうな
91 ev05335100_0690 124 ゴンドウ[ML:line len=1]
92 ev05335100_0700 124 協力してくれるの?
93 ev05335100_0710 124 クソ女の差し金ってのが気にいらねぇが
94 ev05335100_0715 124 そいつが選んだんじゃ仕方ねぇ
95 ev05335100_0720 124 “約束”だからな[ML:line len=1]
96 ev05335100_0730 124 約束?
97 ev05335100_0740 124 三日後に ディダーラ島でアグヌスの
大規模演習が行われるって話だ
98 ev05335100_0750 124 当然 兵士の数も最低限になる
99 ev05335100_0755 124 その時が脱走のチャンスだ
100 ev05335100_0760 124 方法は?
101 ev05335100_0770 124 んなもん 一つに決まってるだろーがよ
102 ev05335100_0780 124 だよな!? てめーら!?
103 ev05335100_0790 124 [ML:undisp ]おう
104 ev05335100_0800 124 何か嫌な予感がするが[ML:line len=1]
105 ev05335100_0810 124 ああ 間違いなく大荒れになるぜ
106 ev05335100_0820 124 つー訳だ
107 ev05335100_0825 124 いいか? それで?
108 ev05335100_0830 124 [ML:line len=1]わかった 三日後だな
109 ev05335100_0840 124 それまでは適当に刑務作業をしておけ
110 ev05335100_0845 124 あ[ML:line len=1 ] ただ模範囚には徹しろよ?
111 ev05335100_0850 124 決して目を付けられるな
112 ev05335100_0860 124 肝に銘じておくよ
113 ev05335100_0870 124 それと 一つ忠告しておく
114 ev05335100_0880 124 [ML:undisp ]?
115 ev05335100_0890 124 いざという時は捨てる勇気を持て
116 ev05335100_0895 124 いいな?
117 ev05335100_0900 124 捨てる 勇気[ML:line len=1 ]?
118 ev05335100_0910 124 お前達の力は そのためにあるんだからな