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1 tq011401_msg0001 F 0x8100 0x4081 0x430 126 …………
2 tq011401_msg0002 1 0x8100 0x4081 0x430 126 ニア どうかしたのか?
3 tq011401_msg0003 F 0x8100 0x4081 0x430 126 ……このモルクナ大森林と
呼ばれる場所ですが[ML:line ]
4 tq011401_msg0004 F 0x8100 0x4081 0x430 126 所々にある遺跡のような残骸について
あなた達は何か知っていますか?
5 tq011401_msg0005 1 0x8100 0x4081 0x430 126 いや 知らないな……
6 tq011401_msg0006 3 0x8100 0x4081 0x430 126 今まで気にしたこともなかったけど
言われてみれば何なんだろうな
7 tq011401_msg0007 6 0x8100 0x4081 0x430 126 ……あ! もしかして
ニアのいた世界と関係あるとか?
8 tq011401_msg0008 F 0x8100 0x4081 0x430 126 その推測は当たらずとも遠からず……
といったところでしょうか
9 tq011401_msg0009 4 0x8100 0x4081 0x430 126 ……と言いますと?
10 tq011401_msg0010 F 0x8100 0x4081 0x430 126 ……そうですね
やはりあなた達には話しておくべきでしょう
11 tq011401_msg0011 F 0x8100 0x4081 0x430 126 アイオニオンが創られた経緯は
前にも説明した通りですが[ML:line ]
12 tq011401_msg0012 F 0x8100 0x4081 0x430 126 これから話すことは
それよりも遥か以前の時代まで遡ります
13 tq011401_msg0013 2 0x8100 0x4081 0x430 126 つまり…… 世界が一つだった頃の?
14 tq011401_msg0014 F 0x8100 0x4081 0x430 126 当時の人々は 絶対的な力を得たことで
高度な文明を築き 繁栄を享受していました
15 tq011401_msg0015 F 0x8100 0x4081 0x430 126 しかし やがてその力をめぐって
人同士が相争うようになり[ML:line ]
16 tq011401_msg0016 F 0x8100 0x4081 0x430 126 ついには 力そのものが災いとなり
世界を二つに引き裂いたのです
17 tq011401_msg0017 F 0x8100 0x4081 0x430 126 今 私達が目にしている物は
そんな人間が辿った滅びの末路[ML:line ]
18 tq011401_msg0018 F 0x8100 0x4081 0x430 126 この世界が誕生した歴史の原点[ML:line ]
それがこの遺跡の正体です
19 tq011401_msg0019 4 0x8100 0x4081 0x430 126 突き詰めれば
全ての原因は僕達人間にあったと……
20 tq011401_msg0020 3 0x8100 0x4081 0x430 126 ……理解できねぇよ
こんな有り様になるまで争う意味って何だ?
21 tq011401_msg0021 F 0x8100 0x4081 0x430 126 それは…… 恐れていたからです
22 tq011401_msg0022 6 0x8100 0x4081 0x430 126 恐れるって何を?
23 tq011401_msg0023 F 0x8100 0x4081 0x430 126 [ML:line ]“終わり” が来ることを
24 tq011401_msg0024 2 0x8100 0x4081 0x430 126 …………
25 tq011401_msg0025 F 0x8100 0x4081 0x430 126 あらゆる命も いかなる文明も
いつの日か必ず終わりを迎える
26 tq011401_msg0026 F 0x8100 0x4081 0x430 126 私達もまた世界の一部である以上
この理からは逃れられません
27 tq011401_msg0027 F 0x8100 0x4081 0x430 126 ゆえに人は 理の外に救いを求める
28 tq011401_msg0028 F 0x8100 0x4081 0x430 126 すなわち……
“永遠” と呼ばれるものです
29 tq011401_msg0029 2 0x8100 0x4081 0x430 126 “永遠” ……
30 tq011401_msg0030 F 0x8100 0x4081 0x430 126 永遠に今この瞬間が続けば
終わりが訪れることは決してない
31 tq011401_msg0031 F 0x8100 0x4081 0x430 126 ……この遺跡のように
無残に朽ち果てることもありません
32 tq011401_msg0032 1 0x8100 0x4081 0x430 126 …………
33 tq011401_msg0033 F 0x8100 0x4081 0x430 126 ここまで話せば
あなた達にもわかるはずです
34 tq011401_msg0034 F 0x8100 0x4081 0x430 126 何故この世界が 永遠を意味する
“アイオニオン” と呼ばれるかを
35 tq011401_msg0035 2 0x8100 0x4081 0x430 126 ゼットも永遠を望んだから……
かつての人間と同じように
36 tq011401_msg0036 1 0x8100 0x4081 0x430 126 だけど…… それが本当に
人間の望みだったとしても[ML:line ]
37 tq011401_msg0037 1 0x8100 0x4081 0x430 126 多くの犠牲の上で成り立つ
この世界が正しいとは…… 思えない
38 tq011401_msg0038 2 0x8100 0x4081 0x430 126 ……そうね
39 tq011401_msg0039 2 0x8100 0x4081 0x430 126 傷付いても いつか消えることになっても
私達は前に進まなくちゃいけない
40 tq011401_msg0040 2 0x8100 0x4081 0x430 126 それが “生きる” ことの意味だから[ML:line ]
そうでしょう ニア?
41 tq011401_msg0041 F 0x8100 0x4081 0x430 126 ……ええ その通りです
今さら聞くまでもありませんでしたね
42 tq011401_msg0042 F 0x8100 0x4081 0x430 126 どうかその想いを
この先も大切にしてください
43 tq011401_msg0043 F 0x8100 0x4081 0x430 126 旧き世界の過ちを
再び繰り返すことのないように[ML:line ]